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| Q1 | : | きのこって植物の仲間ですか? |
| きのこは植物ではなくカビと同じ真菌門に属する菌類の一種です。 植物は種子で子孫を増やして行きますがきのこは胞子と言う細胞によって子孫を増やしていきます。 胞子の作り方は2種類あって、担子菌類と子嚢菌類に分類されます。 前者は胞子が担子器と呼ばれる突起の先端で作られるもので多くのきのこがこの仲間に入ります。 又、子嚢菌類は胞子が子嚢と呼ばれる細長い袋の中で作られるもので冬虫夏草がその仲間に入ります。 胞子はきのこの種類によってさまざまな形をしてますが、数十〜数百ミクロンの微小なため肉眼では見えません。 |
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| Q2 | : | きのこは何種類くらいありますか? |
| 日本に自生するものは4,000種類位はあると言われていますが、実際図鑑などで紹介されてる名前が付いている のは1,500種類位です。 その内の400種〜500種位がが食べられます。 きのこには、腐植土壌、枯木や生きている樹を腐らせるきのこ(腐生菌)や生きた植物の根と共生しながら成長する きのこ(菌根菌)、さらに、植物、昆虫、同じきのこに寄生して成長するきのこ(奇生菌)の三種があります。 シイタケ、マイタケ等の人工栽培されてるきのこのほとんどは、腐生菌の仲間です。 人工栽培が難しいきのこが菌根菌で、マツタケ、ホンシメジ等が代表格です。 たとえば、マツタケが発生する条件として、アカマツ等の松林である事、地質が弱酸性で腐植土が蓄積しない事等、 いくつかの条件が必要でそれらが人工栽培を難しくしています。 奇生菌は漢方薬や薬膳料理等に使われる冬虫夏草で、よく知られています。 |
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| Q3 | : | きのこのおいしさは何ですか? |
| きのこは味、匂い(香り)食感等でうまみを出していますが、5’-ヌクレオチド酸を主体にグルタミン酸等のアミノ酸、 マンニト−ルやトレハロ−ス等の糖類の複合効果によるものがおいしさの元です。 これらのうま味成分はきのこの種類によって異なる為に、食べておいしいのやら、そうでないきのこのように 味の違いが出てきます。 シイタケは生シイタケに含まれるレンチニン酸が乾燥過程で酸素反応を起こしレンチオニンに変化して、 干しシイタケ特有の香りを発します。 又、きのこのぬめり感、シャキシャキとした歯ごたえ等も食欲をそそります。 |
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| Q4 | : | 食べているのはきのこの何の部分ですか? |
| 俗にかさと柄と言われる部分を食べているわけですが、ここは子実体と呼ばれる胞子を作る器官です。 子実体は糸状の菌糸が集まって出来たもので、胞子から伸びた無数の菌糸は、落葉や枯木(腐生菌)、 植物の根(菌根菌)などから栄養を摂取して成長しそれが集団化してきのこを形成しています。 |
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| Q5 | : | どんなきのこをよく食べるんですか? |
| 天然に自生するきのこは季節、場所によってまちまちなので、除外しますが、ほぼ年中食べられる人工栽培のきのこです。 国内でよく食べられているきのこはエノキタケ、シイタケ、ブナシメジ、マイタケ、ナメコ等です。 世界的に見るとマッシュル−ムが圧倒的に多く、次にシイタケが続きます。 きのこを好んで食べる民族はスラブ民族やラテン民族で英米人は余り好まないようです。 |
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| Q6 | : | きのこはどんな栄養がありますか? |
| 成分は水分が最も多く、タンパク質、炭水化物、繊維質で構成され、栄養成分は種類によって違いますが、 ビタミンB2、ナイアシン、エルゴステロ−ル等のビタミン類、かりウムやリン等のミネラル類が含まれています。 ビタミンB2は人間の体の成長に必要なビタミンで、一般的に食べられているきのこには含まれています。 ナイアシンは口内炎等の皮膚炎や頭痛を予防するビタミンで主にヒラタケに多く含まれている。 エルゴステロ−ルはきのこに多く含まれていて、紫外線に当たるとビタミンDに変化するので、 干しシイタケや乾燥キクラゲに多く含まれている。 リンは骨や歯の材料に、カリウムは高血圧を予防します。 きのこは繊維質が豊富なのでコレステロ−ルの吸収を抑制したり便秘の解消に良い。 そのため動脈硬化の予防やダイエットにも効果がある。 |
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| Q7 | : | きのこの菌糸体って何ですか? |
| 菌糸体は、いわばきのこの根の部分に相当します。 胞子から伸びた無数の菌糸が固まって出来たのが菌糸体で、ここから一般的に「きのこ」と呼ばれている子実体が 出てきます。 菌糸体も子実体もきのこの一部ですが、同じ成分ではなく、子実体にあっても菌糸体にない成分や、 菌糸体の方が含有量の多い成分がある。 |
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| Q8 | : | 毒きのこはどんな症状を起こしますか? |
| 毒きのこの中毒で最も頻繁に起きているのが、ツキヨタケ、クサウラベニタケ、カキシメジの三種です。 中毒症状は種類によって多少の誤差はありますが食後30分〜3時間後に胃痛、下痢、嘔吐等の 症状が出始めます。 きのこの中毒で最も危険なのが、ドクツルタケ、シロタマゴテングタケ、タモゴタケモドキ、フクロツルタケ 等のテングタケ類によるものです。 食後5時間〜10時間後にコレラの様な下痢や腹痛、嘔吐等の 症状が現れて、内臓の細胞が破壊され死に至られる、国内死亡例のほとんどがこのグル−プのきのこです。 ベニテングタケ、テングタケ、ヒカゲシビレタケ等のきのこは食後15分〜30分で興奮状態になり神経錯乱、幻覚、 視力障害等を起こします。 死亡する事は少なくほぼ4〜5時間位で眠ってしまいます。 又、アルコ−ルと一緒に食べると中毒するきのこもあります。 酒の前後にヒトヨタケやホテイシメジを食べると 顔、首、胸が紅潮して頭痛、めまい、嘔吐等の症状が現れる。 アセタケやカヤタケ類のきのこの場合は食後15分から30分程で汗や唾液が出て嘔吐、下痢症状が続くが 重症になると呼吸困難、心臓麻痺を起こして死亡する場合がある。 |
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| Q9 | : | 毒きのこはどうやって見分けるのですか? |
| 日本に自生する毒きのこは約50種位あります。 見分け方として図鑑などは参考になりますが同じきのこを 3冊位の図鑑で確認する事を薦めます。 素人目では完全に判別するのは無理ですので、一番良いのは 知らないきのこや確信のもてないきのこは食べないか、きのこに詳しい人に見分けてもらうのが賢明です。 又、昔からの迷信、@縦に裂けるきのこは食べられる。 A地味な色のきのこは食べられて、派手な色のきのこは毒 B虫の食べてるきのこは無毒。 Cナスと一緒に炒めると毒が消える。 D塩に漬けておくと毒が消える と言った 話にも誤りがあるので、判断材料にはしないように...! |
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| Q10 | : | きのこを食べているとガンになりにくいですか? |
| きのこをよく食べているきのこ栽培農家の人たちはガンで亡くなる人が少ない事が疫学調査で分かっています・ これは長野県内のエノキタケ栽培農家と長野全県のガン死亡率を比較したもので人口10万人中、長野全県では 160名が死亡、エノキタケ栽培農家では97名が死亡と低い結果になっています。 種類別で見ると、特に胃ガンや食道ガンによる死亡が少なくなっている。 又マウスの実験でも極端にガン発生が 少なくなっていました。 この事からきのこを日常的に食べる事でガンになり難い事が分かります。 予防のために目安として1日にシイタケは2〜3枚、エノキタケ、ブナシメジ、ヒラタケ等は4分の1パック、マイタケは 10g位と言われています。 最近、人工栽培も可能になったハタケシメジにも強い制ガン作用があると言う研究結果が発表された。 又、唾液に含まれる消化酵素は抗ガン作用を高めるので良く噛んで食べる事が大切ですね。 きのこから作られた抗ガン剤としてはカワラタケ「クレスチン」、シイタケ「レンチナン」、スエヒロタケ「ソニフィラン」がある。 抗ガン成分の代表はB−グルガンですが、他にヒメマツタケには増殖を抑えるステロイド類が含まれています。 マツタケにはガン細胞だけを選択的に攻撃するマツタケ抗腫瘍タンパク質(MAP)が多く含まれています。 |
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| Q11 | : | きのこは種類が同じなら成分も同じですか? |
| きのこの成分はどんな栄養を採取して育ったかで違ってきます。天然のきのこなら土質などの自然環境で変わるし 人工栽培のきのこでも栽培方法によって成分に違いが出てきます。 ニガクリタケは日本産のものは猛毒ですが、欧米産のものはそれほど毒性が強くありません。 薬用きのこの場合は特にきのこの成分は大きな問題になります。 同じ種類のきのこでも有効成分の含有量が少ないと効き目が弱くなるからです。 但し、食用きのこのように大量栽培方法が確立してしまうとほとんど成分の差はないと考えて良いでしょう。 |
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| Q12 | : | きのこは抗ガンの他にどんな効用がありますか? |
| @、コレスレロ−ルを下げる シイタケは中性脂肪の値も下げる作用もある。 A、血圧をコントロ−ルする。 血小板の凝集を抑える作用もあるので血流が良くなる。 B、痴呆を改善する。 ヤマブシタケやキヌガサタケから神経成長因子の合成を促進する成分が見つかっているが実用段階ではない。 C、血糖値を下げる。 霊芝に血糖値を下げる作用がある。また、セミタケには血糖値を下げる多糖体が見つかっている。 D、肥満を予防する。 きのこは一般的に低カロリ−でダイエット向き。 マイタケには肝機能を活発にし脂肪の代謝をを促進する事で肥満の抑制効果がある。 ヒラタケには食欲を抑えるレクチンが含まれている。 E、肝臓病の進行を抑える。 シイタケ菌糸体から作られたエキスには肝臓内の免疫細胞を活性化させる作用があります。 F、活性酸素を消去します。 活性酸素を消去する食べ物で代表的なのはビタミンC、ビタミンE、B-カロチンなどですが、 ヒラタケ、エノキタケ、マッシュル−ムはビタミンCを上回る結果が出ています。 煮過ぎないで食べる事が効果的です。 |